多くの女性が、DVや性暴力の被害にあっています。これらの暴力の背景にあるのは、ジェンダー不平等な社会です。
暴力は個人の問題ではなく、社会の問題なのです。
一般的に、生計をともにする配偶者などパートナーとの親密な関係の中で起きる暴力を「DV」、付き合っている恋人同士の間に起こる暴力を「デートDV」といいます。
暴力には、身体的な暴力・精神的な暴力・経済的な暴力・性的な暴力などさまざまな形があります。
「殴る・蹴る」といった身体的な暴力は被害者の苦しさを容易に理解できますが、「怒鳴る・無視する・説教する」といった精神的な暴力は周囲にわかってもらえないだけでなく、被害者自身もそれを暴力と認識していないことがあります。
また、DVのある家庭では子どもへの暴力「虐待」が起こります。たとえ加害者から子どもへ直接の暴力が無くとも、家庭にDVがあるとき、子どもは「面前DV」という虐待を受けています。
これらの暴力による長年の支配により、被害者と子どもは心身ともに重篤な被害を受けます。
痴漢・セクハラ・レイプドラッグ・酒に酔わせての性行為強要・SNSを利用した性被害・AV出演強要・JKビジネス等々、社会には多くの性暴力があります。多くの場合は、知り合いや顔見知りの相手からの被害です。
被害を受けたショックですぐに反応できなかったり、加害者との関係性により抵抗できなかったりするため、被害者が性暴力の被害を訴え、相談につながるのは容易なことではありません。
暴力を受けたことにより、被害者は心に大きな傷を負い、トラウマ反応により日常生活に支障をきたすこともあります。また周囲からの「あなたも悪かったのでは」というメッセージ(二次被害)により、被害者がさらに孤立し傷を深めることもあります。
私たちはこうした暴力被害を受けた女性と子どもたちの相談を受け、母子が新たな一歩を踏み出すためのサポートをしています。
今あなたが苦しいのは、あなたが悪いのではなく、これらの暴力を受けているからなのかもしれません。
ぜひ私たちにご相談ください。
「もしかしてDV?」と思ったら
「もしかしてDV?」と思ったら
「もしかしてDV?」と思ったら、チェックシート①~③でご自分の状況をチェックしてみましょう。
※下記①~③の項目をクリックすると、それぞれのチェックシートをご覧いただけます。